陸上で重要な跳躍力や瞬発力を上げるトレーニングとは?
- 下半身の瞬発力
- 跳躍力
です。
下半身の瞬発力や跳躍力があることで、短時間で大きな力を発揮することができます。
そのことによって
- 速く走れる
- 高く遠くにジャンプできる
- 物を遠くに投げられる
という陸上競技のパフォーマンスをアップすることができます。
この2つの力は
- 股関節を伸ばす筋肉(臀部筋・ハムストリングス)
- 膝関節を伸ばす筋肉(大腿四頭筋)
- 足首を伸ばす筋肉(下腿部筋)
の
- 筋力
- スピード
をアップさせることで、力がついていきます。
そこで
- 陸上競技の選手が、どのようなトレーニングをしたらいいのか?
を紹介いたします。
クイックリフトトレーニング
ウエイトリフティングの選手が行っている種目の
- クリーン&ジャーク
- スナッチ
などは、素速くウエイトを持ち上げるため
- クイックリフト
と呼ばれています。
これらの種目は、
- 瞬発力
- 跳躍力
に必要な筋肉の
- スピード
- 筋力
をアップさせるのにおすすめのトレーニングです。
見た目は上半身の力を使ってバーベルを上げているように見えますが、実際は下半身の力を使って挙げています。
スナッチ
床からデッドリフトのようにバーベルを持ち上げ、腰のところから一気に頭上に挙げていくトレーニングです。
陸上選手であればトレーニング用のスナッチで
- 深くしゃがみ込まない
- 膝上のハングから
のマッスルスナッチのほうが安全性も高く、トレーニングの効果も得られます。
スナッチのトレーニングの詳しいやり方はこちらを参考にしてみてください。
クリーン
床からデッドリフトのように引き上げ、腰の部分から一気に鎖骨の前まで引き上げてキャッチするトレーニングです。
こちらもスナッチ同様に
- 深くしゃがみこまない
- 膝上のハングから
のハングハイクリーンがおすすめです。
詳しくはこちらをご覧ください。
ジャーク
- クリーンのキャッチしたポジション
- バックスクワットのトップポジション
どちらかの体勢から、軽く
- 股関節
- 膝関節
- 足首
を曲げて、一気に伸ばすことで頭上にバーベルを上げていくトレーニングです。
ダンベルでもできますので、自宅でトレーニングすることも可能です。
詳しくはこちらをご覧ください。
ハイプル
スナッチやクリーンのようにバーベルを一気に引き上げて、そこからキャッチしないトレーニングです。
キャッチする動作がないので、
- 難易度が低い
のでおすすめです。
キャッチしないからといって、トレーニング効果がスナッチやクリーンよりも落ちるわけではありません。
逆に、高重量が扱えますので、非常におすすめです。
詳しいやり方はこちらを参考にしてみてください。
自重トレーニング
バーベルがあればクイックリフトのトレーニングができますが、そのような環境にない人もいるでしょう。
そこで、自宅でもできる
- 瞬発力や跳躍力がアップする自重トレーニング
を紹介いたします。
自重では負荷が軽くなってきたら、ダンベルを持ってもできますので、ぜひ、自宅でのトレーニングに取り入れてみてください。
ジャンピングスクワット
スクワットの動作にジャンプを加えたトレーニングです。
自重では負荷が軽くなってきたら、ダンベルを両手にぶら下げて行うと、負荷を高められます。
バーベルよりも背中や腰に負担が少ないので、ダンベルで行うほうがおすすめです。
詳しいやり方はこちらを参考にしてみてください。
ジャンピングランジ
ランジのトレーニングにジャンプを加えたものです。
脚を前後に開きますので、バランスを取りにくいトレーニングです。
そのため、パフォーマンスを発揮するのに重要な
- バランス力
も同時にアップさせられるトレーニングです。
詳しいやり方はこちらを参考にしてみてください。
ボックスジャンプ
ボックスや台やベンチなどをおいて、ジャンプして跳び乗るトレーニングです。
- 股関節
- 膝関節
- 足首
を曲げて、それらをしっかりと伸ばすことが重要です。
多いのが、高いボックスに跳び乗ることばかりを意識して、股関節を伸ばさずに、膝を高く上げてトレーニングしていることです。
これでは、股関節の伸展の力を鍛えることができません。
高いボックスに跳び乗ることが目的ではありません。
低い台でもいいので、しっかりと股関節を伸ばしてジャンプすることで、大きな効果が得られます。
詳しいやり方はこちらを参考にしてみてください。
瞬発力と跳躍力を鍛えて記録を更新しよう!
これらの筋トレをしっかりと行うことで
- 瞬発力
- 跳躍力
は、間違いなくアップしていきます。
確かに技術やテクニックも重要なことですが、それを活かしていくためには、これらの力が必要なのです。
ぜひ、普段のトレーニングに取り入れて、陸上競技の記録を更新していってください。
関連ページ
- 陸上選手におすすめのボックスジャンプの効果とやり方とは?
- ボックスや台を置いて、ジャンプして跳び乗るトレーニングのボックスジャンプ。 多くの陸上選手が取り入れているトレーニングです。 ボックスにジャンプするときに 股関節 膝関節 足首 を曲げて、一気に伸ばすことで、高くジャンプすることができます。ボックスジャンプは瞬発力や跳躍力を鍛えるのに、おすすめのトレーニングなのです。 そこで ボックスジャンプのやり方 を紹介いたします。
- 陸上競技の筋トレでおすすめのスナッチのやり方とは?
- 床からデッドリフトのようにバーベルを持ち上げ、腰から一気に頭上まで挙げるスナッチ。 ウエイトリフティングの種目の一つです。 このスナッチですが、陸上選手が取り入れておきたいトレーニングの一つです。 短距離種目 投擲種目 跳躍種目 などの、瞬発力や跳躍力を鍛えるうえで効果的な筋トレなのです。 そこで 陸上選手におすすめのスナッチのやり方 を紹介いたします。
- 陸上選手におすすめの瞬発力トレーニングのハイプルのやり方とは?
- 瞬発力や跳躍力を高めるトレーニングとして、クイックリフトの クリーン スナッチ があります。 陸上の 短距離種目 跳躍種目 投擲種目 におすすめなのですが、フォームの習得が難しいのがデメリットです。 キャッチする動作があり、技術的に難しいというのもありますが、キャッチできるかどうかの恐怖心もあって、躊躇する人もいるでしょう。 そこでおすすめのトレーニングが ハイプル です。
- 陸上選手やアスリートに効果的なジャンピングスクワットのやり方とは?
- スクワットの動作にジャンプを加えたジャンピングスクワット。 スクワットですので、脚の筋力アップはもちろんですが、瞬発力や跳躍力も鍛えられる、陸上選手におすすめのトレーニングです。 瞬発力や跳躍力は、脚の筋力が必要です。 これは、スクワットなどの通常の筋トレで鍛えられます。 そして、もう一つ必要なのが 最大筋力を発揮するまでのスピード です。最大筋力を発揮するスピードをアップさせるには、この ジャンピングスクワット がおすすめなのです。 そこで ジャンピングスクワットのやり方 を紹介いたします。
- 陸上選手に重要な力が鍛えられるジャンピングランジの効果とやり方とは?
- ランジのトレーニングにジャンプの動作を加えたジャンピングランジ。 陸上選手にとって非常に重要な 瞬発力 跳躍力 バランス力 を効果的に鍛えてくれるトレーニングです。バランス力を身に着けて、常に能力が発揮できる体勢をとれることが、記録の更新につながってきます。 そこで瞬発力や跳躍力だけでなく、バランス力も鍛えられる ジャンピングランジのやり方 を紹介いたします。