砲丸投げにセンスは関係ない?
- 短距離走
- 長距離走
- 走り幅飛び
- 棒高跳び
- 円盤投げ
陸上競技と呼ばれるスポーツの種類は、オリンピックの現行種目だけでも20を超えます。
どの陸上競技でも、優れた実績を残すためには、膨大な練習量が必要です。
しかし現実問題、スポーツの優劣には練習量とは関係ない生まれついての「センス」が作用してしまうものです。
全く同じ練習をこなしても絶対に勝てないライバルがいる…
それはある程度仕方のないことかもしれません。
しかし、こと「砲丸投げ」に関していえば、生まれついてのセンスは全く関係ありません。
砲丸投げで優劣を決める最も大きな要素は
- 「筋力」
- 「テクニック」
といった
- 「練習量」で伸ばすことのできる部分
だからです。
圧倒的な練習量が記録を左右する
仮に、一度お手本を見ただけで完璧なフォームで砲丸を投げることができる「センスの良い選手」がいたとしても、練習量の多い選手には決して勝てないでしょう。
- 「練習量は少ないがセンスは抜群の選手」
より、
- 「人の何倍も練習を重ねた努力家の凡才」
が砲丸投げの世界では大成するのです。
砲丸投げはセンスや才能に関係なく、圧倒的な「練習量」こそがものを言うシビアな世界だと言えるでしょう。
努力がそのまま形に現れる世界だからこそ、誰でも上達できる可能性を秘めているのが砲丸投げという競技です。
もしもあなたが今砲丸投げをやっていて、なかなかライバルに勝つことができないのだとしても、決して「センスが無いんだ」とあきらめないでください。
記録が残せない大きな2つの原因
砲丸投げで良い記録を残せないのだとすれば、考えられる原因は大きく2つ。
- 「練習量が足りない」
- 「練習方法が間違っている」
のどちらかです。
いずれにせよ、砲丸投げの世界で名を残したいのであれば、練習方法を見直す必要があると言えるでしょう。
センスや才能といった、あやふやな要素のせいにしてあきらめてしまうのは、練習方法を変えて徹底的に努力した後でも遅くないはずですよ。
もしも「練習方法が間違っている」と感じたなら
砲丸投げでなかなか上達できない選手は、
- 「練習量が足りない」
- 「練習方法が間違っている」
可能性があることは既にご説明しました。
「練習量が足りない」ことが原因だと感じた方は、ひとまず現在の練習メニューを無理のない範囲で増やしてみてください。
それでも大して効果が無いと感じたら、「練習方法が間違っている」という原因を疑ってみるべきです。
周囲と比べても充分すぎるほどの練習をすでに行っている方は、無理に練習量を増やす必要はありません。
いくら砲丸投げが練習量に左右される世界だとはいっても、オーバーワークは選手寿命を縮めてしまいかねません。
オーバーワークぎりぎりまで練習していても大成しないなら、筋トレの比重を減らして「テクニック」の練習を増やしてみましょう。
一流選手の練習メニューを参考にする
努力家な方ほどやってしまいがちなのが、「根性」に任せて非効率なトレーニングを行ってしまうというミスです。
体力勝負の砲丸投げ選手にとって、確かに根性は必要不可欠な要素ですが、根性だけで何もかも乗り越えようとするのは思考停止に他なりません。
筋トレばかりに精を出すのではなく、
- 「もっと効率的な練習方法はないか」
- 「身体の使い方は合っているのか」
- 「筋肉のバランスは取れているか」
など、細かい部分にも気配りをするのが一流選手への近道です。
冷静に練習内容を見直したいなら、
- 世界で活躍する一流選手の練習メニューを参考にしてみる
と良いでしょう。
一流の選手は筋トレだけに時間を割かず、「テクニック」を磨くために多くの時間を使っていることが分かるはずです。
一流の選手に共通する3つの特徴とは
これから練習内容を見直すという方のために、砲丸投げの一流選手に共通する「3つの特徴」をご紹介しておきましょう。
砲丸投げで世界的に活躍する選手には、必ずと言ってよいほど共通している特徴があります。
至ってシンプルな内容ですが、これらのポイントを意識するのとしないのとでは練習内容に雲泥の差が出るはずです。
体の使い方が上手い
まず1つめの特徴は
- 「身体の使い方が上手い」
ということです。
砲丸投げはいわゆる「力比べ」から生まれた競技ですが、テクニックが上達した現代、単なる力技だけでは勝てないほど競技者全体のレベルが上がっています。
当たり前のことですが、砲丸を腕力だけで投げ飛ばそうとしているような選手は、大した記録を残せません。
足・肩・腕と力の流れを理解し、上手く全身を躍動させなければ砲丸は飛んでいきません。
一流の選手は、こうした身体の使い方が抜群に上手いのです。
理屈では解っていても、こうした身体の使い方は一朝一夕で身に着くものではありません。
筋トレはもちろん大事ですが、身体の動きを確認するための練習にも、膨大な時間を割く必要があるといえるでしょう。
良い例を理解している
一流選手に共通する2つめの特徴は、
- 「良い例を理解している」
ことです。
例えばアナタは、監督や指導者が砲丸を投げる姿を見て「自分とはここが違うな」とすぐに感じることができますか?
上手い人が砲丸を投げる姿を、漫然と眺めているだけではいけません。
それを「技術を盗むチャンス」として活用し、相手の良い部分をしっかり吸収できるのが、良い選手の条件でもあるのです。
自己練習であれば、優れた選手が砲丸を投げる姿をDVDなどで確認しながら、テクニックを真似るという時間も必要になるでしょう。
解決策を練ることができる
そして一流選手に共通する3つめの特徴は
- 「解決策を練ることができる」
ことです。
2つめの特徴として「良い例を理解する」とご紹介しましたが、良い例を理解した上で実践することは簡単ではありません。
一流選手の動きを真似たとしても、すぐに全く同じ動きができるわけではないでしょう。
ですがそこであきらめてはいけません。
- 「どうしてできないのか」
- 「なにが違うのか」
- 「どうすればできるのか」
と、脳内ですぐに解決策を探すことが大切です。
何も考えずに練習を続けていても、いつか自然に解決するかもしれませんが、即座に上手く行かなかった場合の解決策を練ったほうが、明らかに効率的です。
早く解決すればするほど、残った時間を筋トレなどの基礎練習に費やすことができるため、ライバルに差をつけやすくなります。
DVD「砲丸投げ上達革命」がオススメ
練習内容を正したい方には、
- 「砲丸投げ上達革命」
というDVDがオススメです。
このDVDは、砲丸投げがなかなか上達しないという方に向けた練習用DVDなのですが、正しいトレーニング方法についても詳しく説明してくれているので、練習内容の見直しにも大いに役立ちます。
先ほど、「一流選手に共通する3つの特徴」をご紹介しましたが、それらのポイントについてもこのDVDで詳しく解説されていました。
特に「身体の使い方」に関する内容が充実していて、
- 「最高の投てきに結び付けるためのターン」
- 「距離を生み出すスムーズな動作」
- 「体重移動の技術」
など実用的な練習内容が収録されています。
現役選手におすすめのDVD
砲丸投げの指導DVDは筋トレに関する情報が中心になっているものも多いのですが、このDVDはどちらかといえば「テクニック」寄りの解説内容になっているので、現役選手にはかなり有用だと思います。
ちなみにこのDVDを監修したのは、全日本実業団対抗陸上競技選手権男子砲丸投げ優勝経験を持ち、現在は筑波大学陸上部で砲丸投げのコーチをしている大山圭悟先生。
そして現在でも女子砲丸投げの日本記録保持者である故・森千夏選手のコーチを務めた小林隆雄先生。
日本でもトップクラスの砲丸投げ指導者の2人が、丁寧に砲丸投げの練習方法を解説してくれるのがこのDVDの魅力です。
砲丸投げ上達革命には他にも、
- 飛距離で伸び悩む選手が陥りがちな間違った下半身の使い方とは?
- 回転投法?グライド投法?その決め方とは?
- 他の投てき競技から転向した砲丸投げ選手が陥りがちな、悪癖とは!?
- 力強い砲丸投げの必須条件!下半身からの反動をうまく使うための秘訣とは?
- 飛距離を決めるファーストターンに不可欠!軽視されがちな足の動きの注意点とは?
といった内容が収録されています。
どの内容も、他の書籍やDVDではなかなか収録されていない貴重な情報です。
練習方法を見直したいという方にはもちろんですが、単純に
- 「上達のコツが知りたい」
- 「上手い人の考え方が知りたい」
という方にも見てもらいたい内容となっていますので、興味のある方はぜひ一度ご覧ください。
砲丸投げで記録を伸ばす方法
砲丸投げで記録を伸ばしていくためには、
- 基本的な知識
- コツ
- 練習方法
それらを知っていることで、指導された内容を深く理解でき、記録を伸ばすことにつながるでしょう。
そのような基本的な知識やコツ、練習方法を無料メールマガジンで配信しております。
ぜひご登録ください。
砲丸投げでの記録を伸ばしていくには
- 一流の選手がどのような練習やトレーニングをしているのか?
- 一流の指導者がどこをポイントとして指導しているのか?
それらを知ることができる、おすすめのDVDがこちらです。
ぜひご覧ください。
関連ページ
- 砲丸投げ上達のためにおすすめのDVD
- 砲丸投げのベスト記録を更新したい、自分のウィークポイントを理解していて、その苦手な所を克服したい、我流の指導方法に限界を感じている現役の指導者の先生、におすすめするのが砲丸投げ上達革命のDVDです。技術的な指導や、解説が多く盛り込まれているないようですので、砲丸投げに携わっている方には、必ず見てほしい内容となっています。
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- 砲丸投げを始めたばかりの初心者に多い事例ですが、砲丸を投げる際の動きが「野球投げ」に近くなってしまうケースがあります。砲丸投げと野球投げは「足の動き」が全く違うことはわかると思います。しかし実際に砲丸を投げてみると、足の動きよりもむしろ「手の動き」が特徴的であることに気づくでしょう。野球投げのフォームが抜けきらない限り砲丸投げで良い記録を出すことはできませんので、「野球投げになってるよ」と注意されたことがある選手はしっかりフォームを正しておきましょう。
- 砲丸投げシューズ特集!おすすめのスローイングシューズ4選
- 砲丸投げにおすすめのスローイングシューズを紹介いたします。ナイキ、アシックス、ミズノの3つのブランドから4つのシューズの特徴やメリット・デメリットを紹介いたします。
- 砲丸投げのおすすめのトレーニングのジャークのやり方とは?
- 砲丸投げの飛距離を伸ばしていくためには、正しいフォームの習得が必要です。 それと同時に、投てきの記録を伸ばすために重要なのが、筋力です。 そのため、砲丸投げの選手は、ウエイトトレーニングをかなり重要視しています。 最後の突き出すときには大胸筋や三角筋が重要になります。 それまでの突き出すパワーを作り出すのは、下半身の筋肉になります。 このように全身の筋力が必要になり、様々なウエイトトレーニングが必要になります。 その中でも下半身の瞬発力をあげて上半身にそのパワーを連動させる、砲丸投げにおすすめのトレーニングが ジャーク です。 ぜひご覧ください。
- 砲丸投げ選手におすすめの筋トレのスラスターのやり方とは?
- 砲丸投げの記録を伸ばしていくには、フォームなどの技術的なことを伸ばしていく必要があります。 それと同時に、その技術を活かす筋力をつけていくことも大切です。突き出すパワーの源を作るのは、膝や股関節を伸ばす 大腿四頭筋 ハムストリングス 大殿筋 などの下半身の瞬発力が重要です。 その下半身の瞬発力を上げていくトレーニングとして、砲丸投げの選手におすすめなのが スラスター です。ぜひご覧ください。