砲丸投げの記録を決定づける要素とは?
しかし、砲丸投げでは、誰もが良い記録を出すチャンスがあるのです!
それは、砲丸投げにより記録の良し悪しを決定づける要素が
- 身体全体の筋力
- フォームのテクニック
にあるからです。
この2つの要素とは、日々の練習やトレーニングで十分に賄えるものであります。
勿論、生まれ持ったセンスや才能が、豊かな事に越した事はありません。
しかし、そのセンスや才能を、練習量や筋肉トレーニングで十分に上回る事が可能です。
その為には、正しいトレーニング方法と知識を持つ必要があるのです。
記録が伸びない理由とは?
砲丸投げにおき、記録が伸びない原因の多くに、
- 練習量が足りない
- 正しいトレーニングをしていない
- 使う筋肉が間違っている
と、3つの要素が考えられます。
練習量が足りないのであれば、今の練習量より少しづつ増やしていけば良いでしょう。
いきなり大幅に練習量を増やす事は、身体への負担も大きくなりますので、焦らず少しづつ増やしていきましょう。
厄介なのは、残りの2つの要素です。
- 正しいトレーニング方法
- 使う筋肉
については、指導者に基づき行なうものです。
従って、指導者に正しい知識が無ければ生かす事が出来ないのです。
もし、あなた自身がこの2つの要素が原因だと感じてしまったのであれば、まずは自分自身が正しい知識を身につけて、指導者の方に相談してみる事が必要です。
あなたの意見と、指導者の意見を組み合わせる事で、より良い答えが見入出るかもしれません。
砲丸投げに重要な筋力とは?
砲丸投げに必要な筋力は全身です!
多くの選手が、腕力を優先して鍛えてしまいがちです。
確かに腕力も砲丸投げにおき必要な筋力ですが、腕力だけを鍛えても記録は絶対に伸びません!
- 最も重要な筋力は下半身にある
のです。
腕で投げる競技ですが、下半身の筋力が記録に対し大きく左右されるのです。
下半身の筋力は瞬発力で発揮されます。
グライド投法、回転投法共に、ステップ時の勢いがとても重要なポイントです。
下半身の筋力を鍛えて、ステップに勢いを付けて、身体の捻りで砲丸に力を伝える事が、記録を伸ばす事に繋がるのです。
下半身のトレーニング方法
下半身の瞬発力を鍛える為には、短い距離でのダッシュが効果的です。
30m?50m程の距離でのダッシュを、毎日10本程トレーニングメニューに入れると良いでしょう。
また、ジャンプスクワットを20回×自分に合ったセット数を行う事で、瞬発力と同時に下半身のバネも鍛える事が出来ます。
これらのトレーニングは、必ず砲丸投げで記録を伸ばす為に必要なトレーニングなのです。
また、バーベルやダンベルを使ったウエイトトレーニングを行うと、かなり効率よく必要な筋肉を鍛えることができます。
特に、下半身の瞬発力を鍛え、その力を上半身にうまく伝える
- ジャーク
は、特におすすめのトレーニングだと思います。
瞬発力を鍛えるトレーニングはこちらを参考にしてみてください。
上半身のトレーニング方法
上半身の筋力トレーニングは、腕立て伏せ・腹筋・背筋が効果的です。
腕力は砲丸を投げていれば自然と付きますが、身体の捻り時の筋力は、腹筋や背筋を鍛える事で身につくものです。
過度な筋肉トレーニングは、身体への負担も大きくなり、オーバーワークとなりやすいので、週に3回程の筋肉トレーニングが良いでしょう。
回数やセット数も、個々の能力に合わせて行う事が大切です。
砲丸投げでテクニック
冒頭でも書きましたが、砲丸投げでのテクニックは、記録を左右する重要なポイントです。
砲丸投げでの飛距離には、
- 『高さ×速さ(初速度)×角度』
の関係性があります。
高さ
高さは個々の身長により大きく左右されてしまいますが、
- 突き出し時により遠くまで砲丸を手に乗せておく事
で稼ぐ事が出来ます。
速さ
速さとは、突き出し時の力となります。
より速く砲丸を突き出す事により、砲丸の初速度が速くなります。
砲丸の重さを軽くする為には、全身の力を利用して砲丸を鋭く押し出すイメージです。
投擲時に膝・腰・肩・腕が一直線になるのが理想的な形です。
角度
角度は砲丸を突き出す角度です。
一般的には45度が良いとされていますが、実は物理的に
- 一番遠くに飛ぶ角度は40度?41度の間
となります。
この僅かな角度の違いで、飛距離は大きく変わってくるのです。
正しい知識と練習次第
このように、砲丸投げとは、正しい知識と練習や筋肉トレーニングを行う事で、誰もが一流アスリートになるチャンスがある競技なのです。
身体能力に恵まれず、短距離走や長距離走で中々花が咲かない方でも、一生懸命に努力すれば必ず努力が報われる日が来ます。
身体能力やセンスだけに左右されてしまう事に、めげずに努力する事の大切さを感じさせられる競技なのです。
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砲丸投げで記録を伸ばす方法
砲丸投げで記録を伸ばしていくためには、
- 基本的な知識
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