高跳びの練習をする時に気にかけておきたい上達への近道
部活動や各種スポーツ大会、またはインターハイなどで、青春やスポーツの象徴とも呼ばれる競技が
- 「高跳び」
です。
またの名を、ハイジャンプ、略してハイジャンなどとも呼んだりしますね。
こちらの競技は様々な跳び方があります。
原則としてはスタートラインから走り込んでいき、一定の高さの棒に触れないように飛び越えるという競技となっています。
今回はそんな高跳びの練習をする時に気にかけておきたい上達への近道、というテーマで、
- 高跳びで良い記録を出すためにはどのようにすれば良いのか?
- はどのようなところに意識を向ければ良いのか?
という点について、ご紹介をしていきたいと思います。
高跳びの記録を出すなら背面跳び
まず、高跳びという競技で実際に使用できる飛び方についておさらいをしていきましょう。
こちらの競技では主に
- 正面跳び
- はさみ跳び
- ベリーロール
- 背面跳び
という跳び方があります。
最近日本国内では、ほぼすべての高跳びで
- 背面跳び
というものが利用されています。
こちらの背面跳びは1968年のメキシコシティオリンピックで、アメリカのディック・フォスベリーが初めて取り入れた比較的や新しい跳び方となっています。
英語圏ではこの背面跳びの事を
- 「フォスベリー・フロップ」
と呼んだりもします。
こちらの方法は従来の正面跳びやはさみ跳び、ベリーロールなどの方法に比べて記録が出やすいことから、現在ではほとんどの選手が背面跳びを取り入れています。
こういった事情や背景からも、高跳びで記録を出すなら背面跳びということができますね。
背面跳びの誕生秘話の動画
重心を低く、地面に力を
ではその背面跳びですが、一体どのようなトレーニングを積むと結果を出すことができるのでしょうか。
今回は実際に競技に参加する際の
- 「技術的」な面
- 強化しておきたい筋肉の部位
について解説をしていきます。
助走の運動エネルギーを効率的に位置エネルギーに変換
まず技術的な部分ですが、こちらはやはり、
- 助走で得た運動エネルギーを、できる限り効率的に位置エネルギーに変換する
ということが、重要なポイントを占めています。
つまり、
- 走ることでついた勢いを、そのまま殺すことなくジャンプにつなげる
ということです。
記録が出ないとお悩みの選手の多くの場合は、せっかく助走で得たエネルギーがジャンプにうまく繋がらず、非常にもったいない跳び方になってしまっていることがほとんどです。
助走の最後の方で重心を低くする
そのためのトレーニングとしては、
- 助走の最後の方では重心を低く
- 走っている際にできる限り上下の揺れを少なくする
というものがおすすめです。
なぜ走っている際にできる限り上下運動を少なくするのかというと、これは走っている際に上下に揺れてしまうと、せっかくの運動エネルギーが上下に逃げてしまうからです。
それではエネルギーを無駄にしてしまうことになります。
反対にこのような走り方をして、重心を低くすることで、助走のエネルギーをすべてジャンプにつなげることができるようになります。
結果として高い記録を出すことができるのではないでしょうか。
重心を低くするにはそれなりの筋力が必要になる
そしてこれらの動作を可能にするのは何と言っても
- 筋力
です。
- 下半身の筋力を強化
することで、これらの動作が可能になります。
- スクワット
- 坂道での走り込み
など、できる限り下半身のパワーを強化しておきたいところですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は走り高跳び(通称ハイジャンプ)について、効果的なトレーニング方法やより高い記録を出すための方法、いわゆるコツについてご紹介をしてきました。
こちらの競技は他の競技同様、ただ単純に走ればいい、跳べばいい、という事ではなく、いかに
- 効率的に運動エネルギーを位置エネルギーに変換することが出来るか
というところに、好記録のコツが隠されていることがわかりましたね。
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