ハードル競技のタイムアップに役立つ3つのコツや練習方法
陸上種目の中でも、障害を飛び越えながら、かつ全速力で走りぬかなければならないハードル競技は、
- リズム感
- 器用さ
など、陸上以外の感覚を養うことも大切です。
今回は、ハードル競技のタイムアップに役立つコツや、練習方法をお伝えしていきます。
ハードル競技で記録を残すためには主に下記の3つが重要です。
1.走力
タイムを上げるためには、
- ハードルとハードルの間を3歩で走りぬく
ことが必須。
というのも、ハードルを乗り越える時、人は踏み込みやすい方の脚をつかってジャンプします。
つまり、右脚が踏み込みやすいのであれば、常にハードルを飛び越える時は、右足を使わなければならないのです。
それが2歩や4歩になると、踏み込む脚が逆になってしまいます。
なので、3歩が一番効率が良いのです。
しかし、3歩で次のハードルに到達するには、かなりの走力が必要となります。
毎日の走り込みでしっかりと走力を付けることがポイントです。
2.リズム感をつける
ハードル競技において、走力をつけることがタイムアップには重要と前述しましたが、
- リズム感
も大事な部分です。
着地して3歩で走り、次のハードルへ飛びかかる。
これをすべてリズムとして体に刻み込むことで、全てのハードルをムラなく飛べるようになってきます。
3.恐怖感を無くす
女性用のハードルは、身長160センチの人間の骨盤あたりの高さです。
男性用のハードルだと、おへそより上になるでしょう。
そんな高いハードルを越えるためには、
- 恐怖感を無くす
必要があります。
「怖い!」と思うと、そこで体が硬直してしまい、一瞬のスキが生まれタイムロスにつながります。
感覚的には乗り越えるではなく
「飛びかかる」
感じです。
逆に襲い掛かるくらいの勢いで行った方が良いでしょう。
どうやってコツを習得すればいいの?
では、実際に記録を伸ばすために、どのような練習をすれば良いのでしょうか。
1.走りこむ
走力をつけるためには
- 走り込み
が重要です。
走りこまなければ走るための筋肉もつきません。
- 100メートル×20本
- 200メートル×10本
- 300メートル×5本
などと毎日走る本数を決めて、必ずやりきることが必要です。
2.変則的なリズムを走りに組み込む
リズム感を養うためには、ただ単に走りこむだけでなく、変則的なリズムをもたらすことが必要です。
走る中に、
- バウンディング
- モモ上げ
といったメニューを組み込みましょう。
続けるうちにリズム感がついてきます。
バウンディングの動画
もも上げの動画
3.飛びかかるイメージを体に覚えさせる
ハードルに引っかかりこけてしまうと、通常のケガでは済まないことがあります。
走る場所によってはヤケドのようになったり、傷口に石が入り込むことだってあるのです。
そういったことを経験すると、やはりハードルに恐怖が生まれます。
なので、壁を使ってイメージトレーニングを行いましょう。
- 壁をハードルに見立ててひたすら飛びかかる
のです。
これは恐怖心を無くすには、かなり有効な手段です。
コツを掴むとすぐに記録が伸びる
ハードル競技初心者のほとんどは、最初3歩で走れないことがほとんどです。
しかし、走力とリズム感がつけば、必ず3歩で走れるようになります。
それが
「ある日突然に3歩で走れるようになった!」
ということだってあるのです。
是非あなたのタイムアップのための参考にしてくださいね。
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