ハンマー投げで良い記録を出したいなら「シューズ選び」にも気を使おう!

【ハンマー投げにシューズ選びが重要な理由】

ハンマー投げで良い記録を出したいなら「シューズ選び」にも気を使おう!

ハンマー投げにおいて、シューズ選びは非常に大切な要素です。

 

たまに「記録が伸びないのはシューズのせいではない!自分の能力を伸ばすべき!」という考えを持った方もいるようですが、そんな根性論は一旦捨てておきましょう。

 

「シューズのおかげで記録が伸びる」ということはありませんが、「シューズのせいで記録が落ちる」というケースはいくらでもあるからです。

 

極端な話をしますが、アナタは「野球用のスパイク」でハンマーを投げることができますか?

 

野球用のスパイクは、コンクリートの上で回転することなんて想定していないので、当然ツルツルと滑ってまともに回転することすらできませんよね。

 

「コンクリートの上で回転しても滑らない」という設計で作られた、投擲競技用のシューズを履いているからこそ、ハンマー投げ選手は100%のパフォーマンスを発揮できているわけです。

 

同じ「ハンマー投げ用シューズ」であっても、メーカーやモデルによってグリップ力が全然違います。

 

また、会場のコンディションや試合当日の天候によっても、必要なシューズの種類が変わってくるため、上級者ほどシューズ選びには慎重になるものなのです。

 

例えば室伏広治選手はロンドンオリンピックに出場した際、「ロンドンは降水確率が高い」という理由で、雨でも滑りにくいシューズを特注で作らせています。

 

さすがに一般人にはオーダーメイドのシューズを作るのは難しいですが、様々な可能性を考慮してシューズ選びを行うという姿勢は、見習っていきたいものですね。

 

 

 

【ハンマー投げのシューズは2〜3種類持っておくと便利】

 

ハンマー投げのシューズは、できれば2〜3足は用意しておくとよいでしょう。

 

普段はある程度使いこんだシューズで試合に臨んで構いませんが、普段使いもシューズよりも少しだけ摩擦係数の高いモデルを用意しておくと便利です。

 

なぜなら会場のコンディションや試合当日の天候によって、必要なシューズが変わってくるからです。

 

古い試合会場だと、サークル内が経年劣化によってツルツルになっている場合があります。

 

滑って転んでしまうというほどではないにせよ、グリップ力が弱いシューズで本番に臨めば、バランスを崩しかねないでしょう。

 

かといって、グリップの効きすぎるシューズを履くのも問題です。

 

新品のシューズは摩擦係数が高すぎて、回転のスピードを弱める原因になってしまう場合もあるからです。

 

試合で履くシューズは、「やや滑りの良いモデル」「ややグリップ力の強いモデル」で使い分ける
のがオススメです。

 

事前にサークル内の滑りやすさを確認し、どちらのシューズのほうが回りやすいかをチェックしておくと、試合を有利に進めることができますよ。

 

 

 

【ハンマー投げのシューズはどんなモデルを買えばいい?】

 

身も蓋もありませんが、ハンマー投げのシューズは「自分に合ったもの」を選ぶのが一番です。

 

ミズノやアシックスといった有名メーカーのモデルなら、ある程度安価なものでも一定の品質を望むことができます。

 

そうなると、大切なのはシューズそのものの性能よりも、自分が使いやすいと感じるかどうか…ということになってきます。

 

お店で選ぶときは、実際に履いてみて滑りやすさをチェックしておきましょう。

 

もちろん実際のサークルとお店の床では滑り具合が違いますが、それでもシューズのモデルごとにグリップ力が全然違うことがわかると思います。

 

新品の状態でも軽く滑れるモデルもあれば、ある程度使いこんでからでないと滑らないモデルもあるのです。

 

シューズの滑り具合は使いこむうちに変わってくるので、お店ではフィット感や回りやすさを基準に選ぶのもよいですね。

 

新品状態で使いやすいと感じたモデルなら、使い込むほどアナタの足に合ったシューズに変化していくはずです。

 

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