最初は空ターンでフォームを固定しよう
簡単そうに見えますが、ターンはタイミングが全てです。
初心者のうちは「空ターン」から始めます。
空ターンのやり方については、「今さら聞けない!ハンマー投げ空ターンのやり方を徹底解説!」をご覧ください。
空ターンができるようになると実際にハンマーを使っての練習に入りますが、いきなり4回転や5回転で、投擲をできるような方はいません。
ハンマー投げ空ターン動画
1回転でフォームを固定しよう
最初は1回転で練習しましょう。
1回転が難しいようでしたら、「空ターン」に戻ります。
1回転をしっかりやることは非常に重要です。
力だけで投げているのと、回転力を使って投げているのでは、フォームが違います。
そして、フォームが固定されたあとの伸びしろが大きく変わってきます。
身体の重心移動を感じ、ハンマーの重さを感じながら、手放すタイミングを取れるようになると、記録がどんどん伸びていきます。
記録が伸びない一番の理由は手投げになっている
からです。
これが力だけで投げている証拠です。
手投げではどんなに回転数を増やしても、飛距離が伸びていかないので、1回転でウェイトの流れや力の流れを感じられるように練習するといいと思います。
このように、ハンマー投げは、身体の回転の速さが重要な競技ですが、それは回転数を増やしていkくと飛距離がどんどん伸びていきますが、飛距離を気にするのは、最後の最後でも大丈夫です。
まずは、フォームを安定させ、軸がぶれない身体作りをしていきましょう。
1回転である程度まで記録が伸び、安定してきたら、3回転に挑戦します。
最初のうちはハンマーに振られやすいので、周囲に気を配るようにします。
回転がうまくいかない場合は、「空ターン」で3回転のイメージを作っていきます。
ターンに入る前の助走としての腕振りからイメージすると入りやすいです。
その後、3回転での投擲練習をします。
距離を延ばすには3回転から
3回転で投擲できるようになると、ハンマー投げが楽しく感じるようになります。
1回転で投げている時と比較して、飛距離が大幅にアップしますので、そう感じる人も多いようです。
ただし、その分の難易度が上がります。
1回転ではどんなに頑張っても、ゆっくりした動作でしか回転できませんが、3回転になると遠心力が加わり、かなりの速度になります。
ここで、
- 投擲角度
- 投擲方向
そして
- 身体の重心移動
- 足さばき
をしっかり確認していきます。
3回転では回転数だけで距離があがりますので、最初は速度よりもフォームについて重きを置き、細かくチェックするといいと思います。
放すタイミングは、1回転で良いタイミングがとれると3回転でも安定しますので、
3回転で上手くいかない場合は1回転に戻りましょう。
3回転で正確に投擲できるようになったら試合にも出れるようになりますので、頑張りましょう。
4回転以上の難易度はかなり高い
3回転で上手くなると、次は4回転です。
高校生レベルでは、3回転でも4回転でもあまり記録に差が出ない人も多いのですが、3回転と4回転では難易度が劇的に違いますので、4回転が厳しいうちは3回転で競技に臨むといいと思います。
4回転以上のターンについては無理せずに、自分の今のステージにあった回転数を選ぶことが重要です。
どんなに早く回転できても、投擲角度が悪かったり、違う方向への投擲やサークルから身体が出てしまうことでは意味がありません。
その場合は回転数を1つ下げるだけで、余裕が生まれ、全力を出せるようになった結果、高回転よりも高い飛距離になる場合がよくあります。
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